幻覚

泣き顔でスマイル擦り切れてシャイン踊るならレイン

2017-01-01から1年間の記事一覧

身を切るような寒さに襲われる。どこかに行きたいけどどこに行きたいのかもわからないし誰と行きたいのかもわからない。ひとりが好きだけど嫌いだ。孤独を愛しているけど誰よりも孤独を怖がっている。そういえばそんな人が周りにはたくさん…いて隠すのが下手…

君が靴の底を鳴らす音を覚えてる。酔っ払って外国人に絡んでいるのを後ろからヒヤヒヤしながら見てた。冬の日差しの中で並んだ少し汚いラーメン屋。電車に乗って横並びに座ってた。ふたりで見上げたスカイツリーには登らなかった。イルミネーションを見るこ…

大丈夫だよと言って笑ってほしいだけ

ボロ雑巾なわたし

名前と顔と職業と年齢くらいしか知らない男が自分の隣に横たわっている。死にたいと思っていたので何でもすることができた。唯一怖かったのは自分の将来だけで、たとえどれだけ汚されようとも別によかった。自分が綺麗で価値のあるものだなんて、サラサラ思…

自分が軽くなってこの世界から消えていく気がした。 このブログをしばらく更新できなかったのも、何を書いたらいいのかさえ分からなくなったからだ。 思い出せないことが日々増えていく。この前まで覚えていた番組の名前が思い出せない。自分が数日前思って…

ねぇ

今日は世界がこのまま終わりそうな色の夕焼けだったね。

その場で文字にそのまま起こしたいくらい忘れたくない出来事があった。 文字で表せないくらいのたくさんの気持ちを教えてもらった。 ここでは伝えきれないくらいの思いをさせてもらった。 あんなに楽しかったのに、においは鮮明に覚えているのに、遠い日に見…

埃っぽくてパリパリとしたラブホテルのシーツのにおいをまだ昨日のことのように覚えている。

わたしが両親の人生を狂わせてしまった張本人であるため、その事実を知ってからは自分が生きていること自体に罪悪感を感じるようになってしまった。

日々、心の弾力が少しずつなくなっていく。水を弾かぬ皮膚のように、全てを受け入れては疲れている。 明日も明後日も明明後日も自分はずっとこんなことをやって生きていくんだろうか。 ここに自分の居場所はあるんだろうか?居場所を見つけられるんだろうか…

どんなにつらくても生きている限り人生が続くことがいちばんつらい

皮肉な話だけれど、つらかった記憶に自分が生かされていると最近思うことが多い

たどり着いたらいつも雨降り

2017年の8月は遅れてやって来た梅雨なのだろうか。今年の夏は随分と捻くれた奴だろうと思う。 これでもか、と言うくらいの雨。どこまで行っても雨。たどり着いたらいつも雨降り…。 昨日の17時半頃、会社でツイッターを開いたら、世田谷に住む友人が雹がバケ…

奥田民生になりたいガール

何もないな 誰もいないな 快適なスピードで道はただ延々続く 話しながら 歌いながら カレンダーも 目的地も テレビもましてやビデオなんていりませんノンノン僕ら 退屈なら それもまたグー 名曲をテープに吹き込んであの向こうの もっと向こうへ 僕らの自由…

そうだね

長い夢の中にいる。今も。

LOVEさえなければPEACE 本当にその通りだ

実家には犬がいる。 奴は朝起きて昼ごはんの前と昼ごはんの後に家の至るところでゴロゴロと腹を出して寝ている。 昼の光が差す窓辺でゴロゴロしている時もたまにある。 奴はわたしの部屋にも勝手に入り、転がるだけ転がっているのだが、思い切って自分も一緒…

初めて風俗に行った友人が 「いろんなことしてもらったけど、結局1番気持ちが落ち着いて居心地が良かったのはハグしてるときだった」って言っていたのを聞いて、そこに何か妙なリアルさというか人間らしさというか、人間の根っこにある部分の真髄を見た気が…

闇の中

夜の京王線に乗っている。 周りに家と山しかなく、ほとんど暗闇とも言える場所を、静かに電車が裂くように走って行く。 千と千尋の神隠しの「いのちの名前」がシャッフルで耳に流れ込んできた。 何もない広い広い青い海の下に、線路がどこまでも真っ直ぐ延び…

女子らしからぬことを言うが、 精神状態が悪く、美容室に行けない日々が続いていたので、すっかり髪がモサモサになってしまっていた。 そこで、実家に帰ったついでで親に髪を切ってもらってリビングに戻ったら、家のデカいソファの上で弟がすすり泣いていた…

ねぇ、

人の汚いところばかり見てきて、しかも裏切られたことのある人間が、また人を信じられるようになるにはどうすればいいと思う?

あの人とゆっくり歩いたあの場所を、今は足早に通り過ぎてく もう今すぐにでも自分が死んでしまうんじゃないかと思えるくらいの激しい痛みではなくて、すでに回りきった毒がまだ体内に少しだけ残って悪さをしてるみたいなタチの悪い痛み

決して劇的とは言えない平凡な道筋で出会ったふたりが、どこにでもあるような言葉のなかで別れていく

朝に家に着いて、シャワーを浴びていたらなぜか急に涙が滝のように流れてきて、声を殺して泣いた。 もう会えない人のこと、もう戻れないころのこと、もう思い出せなくなっていること、優しい思い出、返せていない恩、ずっと言えなかった言葉、傷つけてしまっ…

自分自身が一番遠い。見えないから厄介だ。そう考えているのも自分自身であってほしい。 もうちょっと色々覚えていられるようになりたい。鮮明に思い起こせる記憶を増やしていきたい。脳が半年以上寝たままで困る。 そんなことを思って、なんとなくやさしい…

どこへ行くべきかさえもわかっていないやつが何者かになんてなれるわけないだろう

Jubilee

「例えば 10年後この世界がどうなっているのかとか そういう、いくら考えてもわからないことってあるじゃん。 頭のいいやつほどそういうことをよく考えているんだけどさ でもさ、10年後がどうなるかは、国を握ってる権力者みたいなごく一部の人しかわかんな…

A hope from sad street

夏になった。 私は夏の日差しから逃げるようにして、1週間の大半を退屈なオフィスの中で過ごしている。 ずっと座っている仕事は退屈だけど、とても穏やかだ。嫌いではない。でもたぶんずっとここにはいられないし、たぶんずっとここにいるべきではないのだろ…