A hope from sad street
夏になった。
私は夏の日差しから逃げるようにして、1週間の大半を退屈なオフィスの中で過ごしている。
ずっと座っている仕事は退屈だけど、とても穏やかだ。嫌いではない。でもたぶんずっとここにはいられないし、たぶんずっとここにいるべきではないのだろう。
働くってなんだ。
何が正解なのか、よく分からないまま夏になった。
みんなが着々と進むべき道を決めている中で、わたしは立ち往生している。足並み揃えて階段をとりあえず上れば何か分かるのではないかと思い上ったりもしてみたが、結局わからないままだ。
わたしはふざけて、大人の階段の踊り場でずっと踊っている。
きっと、ずっと踊ったままでもいられないのだろうけど。
わたしは今、この職場でLINEニュースの配信をやったり、自社サイトの更新をしたり、一丁前に自社サイトに載せる記事を書いたりして過ごしている。
そういうわけでわたしは、ある日から突然文章書きの端くれになった。
自分が書いた記事が普通にヤフーニュースに載っている。ツイッターで検索すれば、自分の書いた記事の引用リツイートが山のように出てくる。そういう世界に身を置いている。
だからこのはてなブログという場所をお借りして、文章の練習をしていこうと思う。どうか、お付き合いくださいませ。
コメントもお待ちしています。
まだわたしは東京の駅でうまく人とすれ違えない。それでもわたしは東京で生きてくんだろうなあ、とぼんやり思う。東京はきっと、わたしのようなちぐはぐな人たちで溢れている。
人は凹と凸のように、パズルのピースのように、単純な存在ではない。
凹凸以外にも色々な形があって、歪んでいるピースもある。ピースを組み合わせられても、きっと綺麗なパズルにはならない。見本の絵みたいに、美しいままのパズルにはならない。
みんなが集まっても、更に歪んでいくだけだ。
その歪みの中で、頑張って自分がピタッと収まることのできる場所を、きっとみんなは探している。
かく言う自分も…
いきるってなんだ。