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わたしが両親の人生を狂わせてしまった張本人であるため、その事実を知ってからは自分が生きていること自体に罪悪感を感じるようになってしまった。
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日々、心の弾力が少しずつなくなっていく。水を弾かぬ皮膚のように、全てを受け入れては疲れている。
明日も明後日も明明後日も自分はずっとこんなことをやって生きていくんだろうか。
ここに自分の居場所はあるんだろうか?居場所を見つけられるんだろうか?
ずっと疲れている。鉄が錆びるように、少しずつ。
いままで出会った全ての人に申し訳が立たない。このままでは自分の好きなこともできない。親に合わせる顔もない。ずっとこんな思いをして生きてかなきゃならないんだろうか。
人に何も与えることができなかった。与えることどころか返していくこともままならなかった。
すみませんでした。
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どんなにつらくても生きている限り人生が続くことがいちばんつらい
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皮肉な話だけれど、つらかった記憶に自分が生かされていると最近思うことが多い
たどり着いたらいつも雨降り
2017年の8月は遅れてやって来た梅雨なのだろうか。今年の夏は随分と捻くれた奴だろうと思う。
これでもか、と言うくらいの雨。どこまで行っても雨。たどり着いたらいつも雨降り…。
昨日の17時半頃、会社でツイッターを開いたら、世田谷に住む友人が雹がバケツをひっくり返したように降っている動画を投稿していた。
スマホの通知を見ると、社会人になった知り合いの人から、「雨ひどいけどそっちは大丈夫?」とのLINEが来ていた。
雨も時には話のきっかけも作ってくれるのである。少しだけ雨を見直した。
とはいえ、わたしにはこれならどうしても遅刻できない先約があった。この中を帰らねばならぬのかと覚悟して18時に退社したが、幸いにも世田谷から少し離れた会社付近は小雨であったので、小走りで最寄駅へと向かい、落雷でさっきまで止まっていたという電車に乗って浅草へ急いだ。
ザ・モップスも思わず驚き呆れてしまうほどの見事な雨降りの連続である。
きっともう売れないであろう薄着の夏服の行方を憂いながら、わたしは今日も仕事をするのである。
奥田民生になりたいガール
何もないな 誰もいないな 快適なスピードで
道はただ延々続く 話しながら 歌いながら
カレンダーも 目的地も テレビもましてやビデオなんて
いりませんノンノン僕ら 退屈なら それもまたグー
名曲をテープに吹き込んで
あの向こうの もっと向こうへ
僕らの自由を 僕らの青春を
大げさに言うのならば きっとそういう事なんだろう
何もそんな難しい事 引き合いに出されても
知りません全然 だから 気にしないぜ とにかく行こう
この曲聴いてるとどこまででも行けそうだと思える。
奥田民生になりたいガールだよ
そうだね
長い夢の中にいる。今も。